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ペルセウス座の二重星団h-χ(IMG_5748)

写真: ペルセウス座の二重星団h-χ(IMG_5748)

写真: 2013.12/27 IC410 IC405(IMG_0953) 写真: オリオン座の反射星雲M78(IMG_9822)

太陽系から約7600光年離れたところにある、生まれてから1300万年ほどの、二重星団です

紀元前150年ごろ、現在の星座につながる46の星座を決定したヒッパルコスが
すでにその存在を記載していたそうですが、
その当時は淡すぎて星ではない、雲のような光点、と記録されていたそうです

その後は単なる恒星と思われ、
恒星の番号として西側のNGC869にh星、東側のNGC884にχ星、という番号が
割り振られたのだそうです。

左上がNGC869(h)、右下がNGC884(χ)

1600年ごろにガリレオが望遠鏡で観測して、星団であることがわかり
その番号のまま、h-χ星団、と呼ばれているのだとか。

直径75光年の星団だそうで、
この小さな星団の端から端まで移動するのに、光速でも75年かかるわけで、
そんな距離が、7600光年離れて見ると、こんなに小さく見えるんですね。

1764年にメシエカタログを発表した、シャルル・メシエさんは、
どうしてこの星団には、Mなんとか、という番号をふらなかったのだろう?と不思議ですが
すでにもう h-χ星団 という名前があったからなんでしょうか?

そこを知りたくて、いろいろ調べましたが、行きついたのはここまででした。
どの本を読んでも、その理由は謎、と書いてあります。

Takahashi SKY90(D90f407mmRD)
Canon EOS kiss X4(Ir) ISO6400 60sec x 4枚
Adobe Photoshop Elements でコンポジット。トリミングあり
Vixen SXD モーター任せっきり追尾
2013.02/10 小田の池山下池入口レストハウス駐車場にて

アルバム: 公開

タグ: 天体写真

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コメント (2)

  • 岳の父ちゃん

    そういえばホントですよね。メシエさんも番号を一つにするか二つにするか迷ったのでしょうか〜?

    2013年12月21日 15:37 岳の父ちゃん (14)

  • ホシミスト_3013

    岳の父ちゃんさん、ありがとうございます。
    以前、ブログに同じ内容を書いたところ、ブロ友のmartind35さんから、
    メシエさんがMナンバーを割り振った、ただの二重星M40がある、
    と教えていただきました。

    二重星団と、二重星の位置を間違えて、本来はh-χがM40になるはずだったのか
    メシエさんが意地でもh-χに番号を割り当てたくなかったのか、
    そこは不明ですね(笑)

    2013年12月24日 01:38 ホシミスト_3013 (13)

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