光害地で撮るシリーズNo.9 - M20・M8
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自宅ベランダにて。
久々に晴れ、透明度も比較的良かったので、低感度長時間露出の実験をしてみました。
FS-60Q + D810A (f=600mm F10)
ISO200 16分×10枚 2σクリップ中央値コンポジット
SWAT-350 + SS-one mini 2軸オートガイド
ポタ赤での長時間露出の目処が立ったので、望遠でも高感度短時間露出に拘る必要がなくなりました。
そこで敢えて基準感度 ISO200 で撮ってみたところ…思いの外、淡い部分まで浮かび上がらせることができました。
高感度で撮ったものは、淡い部分を炙り出すと大きめの斑が浮かび上がってきますが、基準感度で撮ったものはそのようなことがありません。
どうやら淡いモノを写すには、基準感度で露出時間を掛けられるだけ掛けて撮るのが、一番良いなようです。安定して追尾出来れば、というのが前提ですが。
ちなみにコンポジットに使った最初の1コマを Lightroom でストレート現像すると、このような具合です。
http://simhuq.sytes.net/astro/autoguide/2axis/2016-06-01_23-52-03_D810A_2048.jpg
F10 ISO200 露出16分は、F4 ISO1600 に換算すると僅か露出20秒です。
その程度でこれぐらい背景が白くなるような光害下ですが、干潟星雲の東に広がる淡い部分や、三裂星雲と干潟星雲の間に広がる淡い赤い星雲まで写すことができました。
今回は一晩中暴風が吹き荒れていたので多少星像が太ってしまいましたが、いつでも撮影出来る自宅ベランダ撮りで低感度長時間露出、なかなか効果的なようです。
アルバム: 天体写真
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